DUCATI Streetfighter V2

シャープなデザイン

ストリートファイター V2のベースは、ドゥカティのスーパースポーツ・モデル、パニガーレ V2です。しかし、ストリートファイターでは、フェアリングが取り除かれ高くワイドなハンドルバーを装着して、デザイン、ライディング・ポジション、バイクのキャラクターが大きく変化しています。ストリートファイター V2は、この「Fight Formula」（戦うための方程式）と呼ばれるコンセプトに基づいて考案、設計、開発されました。しかし、同じコンセプトを共有するストリートファイター V4と比較して、あらゆる面でより扱いやすいモーターサイクルになっています。さらに、コンパクトで軽量な車体、優れたパフォーマンスを巧みにバランスさせることにより、ストリートファイター V2は新しい市場セグメントを創出します。

彫刻的で本質的なライン

このモーターサイクルの軽さは、視覚的にも見て取ることができます。アルミニウム製「フロントフレーム」とV2スーパークアドロ・エンジンを覆うボディパネルは、ミニマリズムの原則に基づいています。ストリートファイター V2は、彫刻的でバイクの本質を追求したラインを特徴としていますが、目に見えるすべてのものは、特定の機能を担っています。最小のエレメントでさえ、美しさと機能性の両面を備えており、たとえば、サイドパネルは、ラジエーターからの熱気を、ライダーの脚から遠ざける役割を果たします。

ドゥカティ・スポーツバイクを象徴するV字型のDRL

このニューモデルには、ストリートファイター V4の特徴的な要素を受け継いでいます。ヘッドライトは、ドゥカティ・スポーツバイクを象徴するV字型のDRLを想起させると同時に、有名な“ジョーカー”の不敵な笑みを思い起こさせます。

エルゴノミクスを重視しながら徹底的に空力性能を磨き上げたことにより、シャシの効率を損なうことなく、ウイングを取り去ることに成功しました。その結果、さらにクリーンで、バイクの本質に忠実なスタイルが実現し、純粋なストリートファイターの世界を表現しています。

ボディ＆エルゴノミクス

ライダー中心のエルゴノミクス

ライダーと中心としたエルゴノミクスは、スポーティさと快適性に重点を置き、ロードユースに焦点を合わせています。そのため、パニガーレ V2のセパレート・ハンドルに代わって、高くワイドなアルミニウム製ハンドルバーが装着されています。シート幅も広くなり、このモーターサイクルをさらに快適にするために、パッドの厚みも増しています。さらに、フットペグは、レッグスペースを増やすためにポジションが変更されました。これらすべての改善により、ライダーは、スポーティなライディングでバイクをコントロール下に置き、日常ユースにも容易に対応できるようになりました。

最新世代のエレクトロニクス

IMU慣性プラットフォームは、ストリートファイター V2のすべての電子制御システムを管理しています。6軸IMUは、すべての電子制御システムを管理し、空間内におけるモーターサイクルのポジションをリアルタイムで検知し、その情報をコントロール・ユニットに送信します。これらはすべて、最大限のパフォーマンスと安全性を確保することを目的としています。

各コントロール・システムの作動パラメーターは、3つのライディング・モード（スポーツ、ロード、ウェット）に合わせて予め設定されています。

ライディングモード

ライダーは、3つの異なるドゥカティ・ライディングモードを選択することが可能です。ウェット、ロード、スポーツの各ライディングモードでは、ライダーのライディング・スタイルやさまざまな路面状況に合わせてモーターサイクルの挙動を最適化します。各ライディングモードでは、それぞれ異なる制御パラメーターが設定されています。さまざまなオプションを選択することで、ライダーは、電子制御システムおよびエンジン特性を瞬時に変更することが可能です。

より快適なポジション

ストリートファイター V2は、非常にスポーティなパニガーレ V2をベースにしています。しかし、高くワイドなハンドルバーを装着することにより、日常ユースでより快適にライディングすることが可能になります。よりワイドなハンドルバーにより、低速走行時や市街地走行における取り回しが容易になっています。また、高いハンドルバーにより、よりアップライトなポジションが実現し、特に中距離～長距離ツーリングにおける疲労が軽減され、手首へのストレスも大幅に緩和されます。

ストリートファイター V2のサスペンションは、ワインディングロードを素早く駆け抜けるために必要なすべての要素を備えていますが、日常ユースにも対応可能です。